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ブランシュ歯科
歯列矯正

しゃくれは歯列矯正で治る?変わること・変わらないことを矯正専門医が正直に解説

しゃくれは歯列矯正で治る?

「しゃくれ、歯列矯正で治るのかな」と検索して、この記事にたどり着いた方も多いと思います。写真に写った横顔や、鏡に映るあご先が気になって、ずっと迷っている方もいらっしゃるでしょう。

口には出さなくても、不安はいくつもあるはずです。何年もかけて矯正したのに、横顔が思ったほど変わらなかったらどうしよう。相談に行ったら、いきなり「手術です」と言われるのではないか。

先に結論をお伝えすると、矯正で動かせるのは「歯」と「噛み合わせ」です。あご先の骨そのものは変わりません。それでも、前歯の噛み方や唇の見え方など、変わる可能性がある部分もあります。

この記事では、矯正で変わること・変わらないことを、矯正歯科専門医の立場から正直に整理します。

ペク・ジュヒ院長からひとこと

横顔のことは、毎日鏡を見るたびに気になってしまうものですよね。私も診察室で、そのお気持ちを何度も伺ってきました。

ブランシュでは、今の見た目だけでなく20年後の笑顔までを考えて、できることとできないことを最初にお伝えします。

しゃくれは歯列矯正で治る?まず原因を分けて考えます

「しゃくれ」と一口に言っても、原因は人によって違います。下の前歯が上の前歯より前に出て噛む「受け口(反対咬合)」を伴うことも少なくありません。

大切なのは、見た目ではなく原因から考えることです。原因は大きく2つに分けられます。

① 歯の位置・傾きが原因(歯性)

あごの骨の大きさには大きな問題がなく、歯の位置や傾きによって前歯が逆に噛んでいる状態です。この場合は、手術なしの矯正で改善できる範囲があります。

② あごの骨の大きさ・位置が原因(骨格性)

上あごと下あごの骨そのものの大きさや位置に差がある状態です。差が大きいと、歯を動かすだけでは噛み合わせを整えきれないことがあります。

③ 多くは両方が混ざっている

実際には、歯の要素と骨の要素が混ざっている方がほとんどです。だからこそ「どちらが、どれくらいか」を検査で分けることから始めます。ブランシュで行う精密検査は次のとおりです。

  • セファログラム(頭部X線規格写真。あごの骨と歯の位置関係を、毎回同じ条件で撮るレントゲン)とパノラマ(歯全体のレントゲン)を院内で撮影
  • 顔写真(正面・横顔・笑顔)
  • 口腔スキャン(型取りなしで歯並びをデジタルで記録)
  • 口を開け閉めするときの下あごの動き、顎関節の音や痛み

たとえるなら、歯は部屋の中の家具、あごの骨は部屋そのものです。矯正は家具の配置を整えることはできますが、部屋の壁を動かすことはできません。部屋の広さに合わせて、どこまで整えられるかを見極めるのが矯正の診断です。

しゃくれの歯列矯正で変わること・変わらないことは?

X線写真を見ながらのカウンセリング

期待と現実のずれは、矯正を始める前に整理しておくのがいちばん安心です。次の表にまとめました。

項目矯正で期待できること矯正の範囲外・限界
前歯の噛み合わせ逆に噛んでいた前歯が正しく噛み、前歯で噛み切りやすくなる可能性歯茎の骨の範囲を超えて歯は動かせない
正中線・左右上下の正中線や、歯列の左右バランスを整えるエラや頬骨の左右差
下あごのずれ噛むときに下あごがずれていた場合、ずれが減り非対称が目立ちにくくなる可能性あごの骨そのものの非対称
唇・横顔前歯の位置によって唇の見え方が変わる可能性(個人差が大きい)あご先の長さ、骨の大きさや形

表のとおり、矯正で変わるのは「歯と噛み合わせ」に関わる部分です。あご先の長さ、エラ、頬骨の左右差は、矯正の範囲には入りません。

特に横顔は、期待が大きくなりやすいところです。前歯の位置が変わると唇の見え方が変わる可能性はありますが、それはあご先の骨の形が変わるということではありません。

横顔の印象の変化も人によって異なり、大きくないこともあります。また、歯茎の骨の中で動かせる量には限界があるため、計画より歯が動かないこともあります。

こうしたことを最初にお伝えするのは、がっかりさせたいからではありません。始める前に知っておけば、終わったあとに「こんなはずでは」と感じることを減らせるからです。

しゃくれの歯列矯正では、どんな方法を使う?

矯正装置をつけた歯並びを鏡で確認

方法は、精密検査の結果を見てから決めます。代表的なものをご紹介します。

① 前歯の位置・傾きを整える

上の前歯を少し前へ、下の前歯を少し内側へ動かして、逆の噛み合わせを整えます。動かすのは、歯茎の骨の中で動かせる範囲だけです。

② ミニスクリューで支えを作る

ミニスクリューは、矯正用の小さなネジです。歯を動かすときの「動かない支え(固定源)」として使います。埋入するときは麻酔をし、矯正が終わったら取り外します。費用は別途です。詳しくはミニスクリューの記事でもまとめています。

③ 抜歯するかどうかを検討する

歯を動かすスペースが足りない場合は、抜歯も選択肢になります。抜歯する場合としない場合、それぞれの長所と短所を両方ご説明します。

④ 噛み合わせと左右のバランスを整える

噛んだときに先に当たる歯を整理し、矯正用のゴムを使って上下の噛み合わせと左右のバランスを合わせていきます。

⑤ MARPE(上あごの幅を広げる方法)

MARPEは、ミニスクリューで固定した拡大装置で上あごの幅を広げる、手術をしない方法の一つです。ブランシュでも行っていますが、使えるかどうかや効果は年齢と骨の状態によって異なるため、検査後に判断します。

装置は、院長が診断と相談を経て決めます。固定式のクリッピーCは抜歯矯正にも使え、マウスピースを続けるのが難しい方におすすめしています。動かす量が大きくない場合は、インビザライン(透明なマウスピース型の装置)も選択肢です。

どの方法をどう組み合わせるかは、歯と骨の状態によって一人ひとり異なります。検査の結果を見ながら、一緒に決めていきましょう。

私のしゃくれ、歯の問題?骨の問題?

正面の顔写真と笑顔の写真、2枚だけ送ってください。矯正でどこまで変えられそうか、方向性を先にお伝えします。

手術が必要かどうかは、どうやって判断する?

手術が必要かどうかの判断も、矯正歯科専門医の診断の大切な一部です。最初にご紹介した精密検査で、歯と骨の差がどれくらいあるかを確かめたうえで判断します。

大人の方は、成長が終わっているかどうかを年齢・レントゲン・最近の変化から確認します。成長期のお子さまは、下あごが大きく成長するタイプだと、成長が終わるまで経過を見る必要がある場合もあります。

「矯正だけで横顔を引っ込めたい」という気持ちで来院される方がいます。ただ、骨格の差が大きいケースを矯正だけで無理に進めると、歯が傾きすぎたり、歯茎の骨に負担がかかったりします。

そのため、手術が必要な場合は最初から正直にお伝えします。そのうえで、協力している両顎手術(外科)の病院をご紹介し、手術の前後に行う術前矯正・術後矯正は、ブランシュで続けて受けていただけます。

手術なしで治療できる範囲の詳しい内容は、手術なしの受け口・顔の非対称矯正のページと、受け口を手術なしで治す方法の記事もあわせてご覧ください。

日本から韓国でしゃくれの歯列矯正を受けるには?

矯正装置をつけた笑顔

ブランシュは、ソウル江南の論峴駅4番出口から徒歩30秒です。仁川空港からは約1時間で着きます。

全体矯正の期間は、通常1年から2年半ほどです(個人差があります)。調整は通常月1回ですが、海外にお住まいの方は、お口の状態と装置によって6か月に1回の通院も可能な場合があります。どのペースにするかは、院長とご相談ください。

費用は、診断費が20万ウォン(矯正を始める場合は矯正の総額に含まれます)、月の調整費が5万ウォンです。ミニスクリューと保定装置は別途で、矯正には付加価値税(VAT)がかかりません。装置の費用と期間は、動かす範囲や抜歯の有無、装置によって変わるため、精密検査のあとにご案内します。

相談は日本語を含む5か国語(日本語・英語・中国語・タイ語・ロシア語)で対応しています。韓国の祝日(ソルラルや秋夕など)は通常休診ですので、渡航の予定が決まったら事前にお問い合わせください。

よくある質問

しゃくれは歯列矯正だけで治りますか?

しゃくれの原因が主に歯の位置や傾きにある場合は、手術なしの矯正で噛み合わせを整えられる範囲があります。あごの骨の差が大きい場合は、手術が必要かどうかを精密検査のあとに正直にお伝えします。

矯正すると、あご先は引っ込みますか?

あご先の長さや骨の大きさ・形は、歯列矯正では変わりません。前歯の位置が変わることで唇の見え方が変わる可能性はありますが、横顔の印象の変化は人によって異なり、大きくないこともあります。

日本に住みながら韓国で矯正を続けられますか?

調整は通常月1回ですが、海外にお住まいの方は、お口の状態と装置によって6か月に1回の通院も可能な場合があります。どのペースが合うかは、精密検査のあとに院長とご相談ください。

副作用と個人差について

矯正装置による痛みや違和感、口内炎、歯茎の炎症や虫歯(清掃不足の場合)、歯根吸収、後戻りが起こることがあります。治療期間や結果は、骨格・歯の状態・装置の使用状況によって個人差があります。

22年間、矯正の診療を続けてきて思うのは、しゃくれの歯列矯正でいちばん大切なのは「どこまで変えられるか」を最初に正直に共有することだ、ということです。できる範囲をきちんと見極めて、20年後も安心して笑える噛み合わせを一緒に目指しましょう。

初めてのカウンセリングの流れ

① まずお悩みと、いちばん変えたいところを伺います。

② 精密検査の結果をもとに、手術が必要かどうかも含めて、可能なすべての方法をご説明します。

③ 項目ごとの費用と期間、通院ペースをお伝えします。決めるのはご帰国後でも大丈夫です。

ブランシュでは、すべての説明を最低4回以上繰り返します。一人の判断に頼りません。

ご相談のご案内 — LINE公式アカウントから写真を送ってご相談いただけます(日本語対応)。料金は料金ページをご覧ください。韓国人・外国人で同じ料金です。

著者:ペク・ジュヒ院長(韓国・江南 ブランシュ歯科 矯正歯科専門医)慶熙大学校歯科病院 矯正科レジデント修了・修士、大韓歯科矯正学会 専門医・認定医。矯正診療22年、10,000件以上の矯正を担当。大阪歯科大学にて非抜歯矯正の優秀症例を発表。「数多くの矯正ケースを通じて蓄積したノウハウで、繊細に、心地よく治療いたします。」

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正面の写真と笑顔の写真を送っていただければ、歯科医師が確認してご返信します。

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