本文へスキップ
ブランシュ歯科
歯列矯正

顔の歪みは歯列矯正で整う?3つのタイプと精密検査、変わらないことまで正直に

顔の歪みは歯列矯正で整う?

顔の歪み、歯列矯正でどこまで整うのでしょうか。自撮りや集合写真を見て「顔が片方に傾いて見える」「笑うと口元が左右で違う」と気になり、調べ始めた方も多いと思います。

その一方で、口には出しにくい不安もあるはずです。「骨格のせいと言われたら、結局は手術なのでは」「矯正したのに顔は変わらなかった、とがっかりしたくない」「日本から何回通えばいいの」。

顔の左右差には、歯並びが関わっているものと、あごの骨そのものが関わっているものがあります。どちらなのかによって、歯列矯正でできることは大きく変わります。この記事では、顔の歪みの3つのタイプ、検査で何を見るのか、矯正で変わること・変わらないことを整理します。

ペク・ジュヒ院長からひとこと

写真に写る顔の傾きが気になって、カメラを向けられるとつい顔をそらしてしまう――そんなお話を、私も診療室で何度も伺ってきました。

だからこそ、今の見た目だけでなく20年後の笑顔まで考えて、歯で整えられる範囲を最初に正直にお伝えします。

顔の歪みは歯列矯正で整う?まず「どこがずれているか」を分けます

顔の左右差は、歯の位置や傾きが原因のもの(歯性)と、あごの骨の大きさや位置が原因のもの(骨格性)に分けて考えます。多くの場合、この2つは混ざっています。

たとえるなら、額縁に入った絵のようなものです。絵が額縁の中で傾いているだけなら、掛け直せばまっすぐになります。けれど額縁そのものが歪んでいたら、中の絵をいくら動かしても額縁の形は変わりません。歯が「絵」、あごの骨が「額縁」です。

歯列矯正で動かせるのは、絵にあたる歯です。ですから最初の仕事は、歪みのうちどれくらいが歯で、どれくらいが骨なのかを見分けることです。

顔の歪みの3タイプ、歯列矯正で変わる範囲はどこまで?

パノラマX線写真

「顔が歪んで見える」という同じお悩みでも、中身は大きく3つに分かれます。

① 歯の正中線だけがずれているタイプ

正中線とは、上の前歯2本の間、下の前歯2本の間を通る中心の線のことです。この線が上下でずれていたり、顔の中心から外れていたりすると、口元が片側に寄って見えることがあります。

原因が歯の位置や傾きであれば、矯正で上下の正中線や歯列の左右バランスを整えられる可能性があります。

② 噛むと下あごが横にずれるタイプ

口を軽く開けたときはまっすぐなのに、噛みしめると下あごが片側へすべるように動くタイプです。先に当たる歯があり、そこを避けるように下あごがずれて噛んでいることがあります。

この場合は、先に当たる歯を整理して噛み合わせを整えることで、ずれが減り、非対称が目立ちにくくなる可能性があります。

③ あごの骨そのものが非対称なタイプ

下あごの骨の大きさや位置に左右差があるタイプです。あご先が片側に寄って見える、エラの張り方が左右で違う、といった形で現れます。

骨の形そのものは、歯列矯正では変わりません。歯の位置で補える範囲なら、手術なしで矯正を進めます。骨格の差が大きく手術が必要と判断した場合は、最初にそうお伝えします。手術が必要なケースを矯正だけで無理に進めると、歯が傾きすぎたり、歯茎の骨に負担がかかったりするからです。

その場合は協力している両顎手術(外科)の病院をご紹介し、術前矯正・術後矯正はブランシュで続けて受けていただけます。詳しくは手術なしの受け口・顔の非対称矯正のページをご覧ください。

タイプ主な原因矯正で期待できること範囲外・注意点
① 正中線のずれ歯の位置・傾き上下の正中線、歯列の左右バランスが整う可能性歯茎の骨の中で動かせる範囲に限られる
② 噛むと下あごがずれる先に当たる歯・噛み合わせずれが減り、非対称が目立ちにくくなる可能性骨格の差が混ざっていれば、その分は残る
③ 骨そのものの非対称あごの骨の大きさ・位置歯の位置で補える範囲の調整あご先・エラ・頬骨の形は変わらない。差が大きければ手術を検討

実際には、①と②、②と③のように重なっていることも少なくありません。どのタイプがどのくらい関わっているのかは写真だけでは分からないため、精密検査で確かめていきます。

精密検査では、何を見て原因を分ける?

口腔内スキャナー

見た目の印象だけで判断すると、歯と骨のどちらに原因があるのかを取り違えてしまいます。ブランシュでは、次のような検査を組み合わせます。

① セファログラムとパノラマ(院内で撮影)

セファログラムは、頭部を決まった条件で撮るX線写真(頭部X線規格写真)で、あごの骨の大きさや位置と、歯の傾きの関係を確認できます。正面から撮ったものでは、骨の左右差も見ていきます。パノラマは、歯全体と歯の根、歯茎の骨を1枚で見渡すX線写真です。どちらも院内で撮影します。

② 顔写真と口腔スキャン

顔写真は正面・横顔・笑顔の3方向から撮ります。笑ったときに口元がどちらへ寄るのか、正中線が顔の中心とどう並んでいるのかを見るためです。歯型は口腔スキャンで取るので、粘土のような型取り材を口に入れる必要はありません。

③ 口の開け閉めと顎関節

口を開け閉めするときに下あごがどう動くか、顎関節(耳の前にあるあごの関節)に音や痛みがないかも確認します。②のタイプかどうかは、この動きを見ると分かりやすくなります。

「写真を撮ると、いつも同じ側に顔が傾いて見える」という状態で来院される方がいます。同じお悩みでも、歯の影響が大きいこともあれば、骨の影響が大きいこともあります。だからこそ、最初に分けることが大切なのです。

歯列矯正で変わること、変わらないこと

顔の歪みを歯列矯正で整えたいと考えるとき、期待と現実がずれやすいのがこの部分です。はっきりお伝えしておきます。

期待できること

  • 上下の正中線や、歯列の左右バランスが整う可能性
  • 噛むときに下あごがずれていた場合、そのずれが減り、非対称が目立ちにくくなる可能性
  • 前歯の位置が変わることで、唇の見え方が変わる可能性(個人差が大きい部分です)

変わらないこと・限界

  • 顔の骨そのものの大きさや形。あご先の長さ、エラ、頬骨の左右差は矯正の範囲外です
  • 横顔の印象の変化は人によって異なり、大きくないこともあります
  • 歯茎の骨の中で動かせる範囲には限りがあり、計画どおりに動かないこともあります

「歯並びを整えれば顔全体がまっすぐになる」と期待して始めると、終わったあとに失望が残ってしまいます。歯で整えられる部分と骨格の部分を分けて理解しておくことが、納得できる矯正への近道です。

私の顔の歪み、歯で整えられる範囲ですか?

正面の顔写真と笑顔の写真、2枚だけ送ってください。歯の位置で整えられそうか、骨格まで詳しく調べたほうがよいか、目安をお伝えします。

顔の歪みを整える方法は?装置と日本からの通院

X線写真の説明

方法は、精密検査の結果を見てから決めます。主に次のような方法を組み合わせます。

① 噛み合わせと左右バランスを整える

先に当たる歯を整理し、矯正用ゴムなども使いながら、上下の噛み合わせと正中線をそろえていきます。

② ミニスクリューで支えをつくる

ミニスクリューは、矯正用の小さなネジです。歯を動かすときの固定源、つまり「支え」になります。埋入時は麻酔をし、矯正後に取り外します。費用は別途です。詳しくはミニスクリューについての記事をご覧ください。

③ 抜歯やMARPEの検討

抜歯が必要かどうかも検討し、抜歯・非抜歯それぞれの長所と短所を両方ご説明します。上あごの幅が狭い場合は、ミニスクリューで固定した拡大装置で上あごの幅を広げるMARPE(手術をしない方法の一つ)も検討します。適用できるかどうかと効果は年齢や骨の状態で異なるため、検査後に判断します。

装置は、診断と相談を経て院長が決めます。固定式のクリッピーCは抜歯矯正にも使え、マウスピースを続けるのが難しい方に勧めています。動かす量が大きくない場合は、インビザラインも選択肢になります。

日本から通う場合

医院は論峴駅4番出口から徒歩30秒、仁川空港からは約1時間です。調整は通常月1回ですが、海外にお住まいの方は、状態と装置によって6か月に1回の通院も可能な場合がありますので、院長とご相談ください。全体矯正の期間は通常1年〜2年半で、個人差があります。

診断費は20万ウォン(矯正を始める場合は総額に含まれます)、月の調整費は5万ウォンで、矯正には付加価値税(VAT)がかかりません。装置の費用はミニスクリューや抜歯の有無などで変わるため、精密検査後にご案内します。韓国の祝日(ソルラルや秋夕など)は通常休診ですので、渡航前にお問い合わせください。

ブランシュ歯科の実際の矯正例

ブランシュ歯科での実際の治療例です。歯の状態により結果には個人差があります。

よくある質問

顔の歪みは、歯列矯正だけで左右対称になりますか?

歯の正中線や、噛むときの下あごのずれが原因の部分は、矯正で目立ちにくくなる可能性があります。ただ、あごの骨そのものの左右差は矯正の範囲外なので、完全な左右対称をお約束することはできません。どこまで整うかは、精密検査で原因を分けてからお伝えします。

エラや頬骨の左右差も、矯正で変わりますか?

変わりません。エラや頬骨、あご先の長さといった顔の骨そのものの大きさや形は、歯列矯正の範囲外です。

日本に住んでいても、韓国で矯正を続けられますか?

調整は通常月1回ですが、海外にお住まいの方は6か月に1回の通院も可能な場合があります。歯の状態や装置によって変わるため、精密検査のあとに院長とご相談ください。

副作用と個人差について

矯正装置による痛みや違和感、口内炎、歯茎の炎症や虫歯(清掃不足の場合)、歯根吸収、後戻りが起こることがあります。治療期間や結果は、骨格・歯の状態・装置の使用状況によって個人差があります。

22年間矯正を診てきて、「どこまで変わるのか」を最初に正直にお伝えすることを何より大切にしています。歯で整えられる歪みは丁寧に整え、範囲外のことは範囲外とはっきりお伝えします。今の見た目だけでなく、20年後の笑顔まで見すえて、一緒に考えていきましょう。

初めてのカウンセリングの流れ

① まずお悩みと、いちばん変えたいところを伺います。

② 精密検査の結果をもとに、手術が必要かどうかも含めて、可能なすべての方法をご説明します。

③ 項目ごとの費用と期間、通院ペースをお伝えします。決めるのはご帰国後でも大丈夫です。

ブランシュでは、すべての説明を最低4回以上繰り返します。一人の判断に頼りません。

ご相談のご案内 — LINE公式アカウントから写真を送ってご相談いただけます(日本語対応)。料金は料金ページをご覧ください。韓国人・外国人で同じ料金です。

著者:ペク・ジュヒ院長(韓国・江南 ブランシュ歯科 矯正歯科専門医)慶熙大学校歯科病院 矯正科レジデント修了・修士、大韓歯科矯正学会 専門医・認定医。矯正診療22年、10,000件以上の矯正を担当。大阪歯科大学にて非抜歯矯正の優秀症例を発表。「数多くの矯正ケースを通じて蓄積したノウハウで、繊細に、心地よく治療いたします。」

無料相談予約

正面の写真と笑顔の写真を送っていただければ、歯科医師が確認してご返信します。

LINEで相談するお電話 +82-1877-2882