
ラミネートベニア 歯ぎしりで検索される方の多くは、すでに一度どこかで「歯ぎしりがある方には向きません」と言われた経験をお持ちです。せっかく決心したのに、入口で止められた気持ちになりますよね。

ラミネートベニア 歯ぎしりで検索される方の多くは、すでに一度どこかで「歯ぎしりがある方には向きません」と言われた経験をお持ちです。せっかく決心したのに、入口で止められた気持ちになりますよね。
実際のところ、歯ぎしりがあるからといって治療そのものができなくなるわけではありません。ただし、何も確認せずに進めてよい条件でもありません。
歯ぎしりのある方の審美治療で結果を分けるのは、材料の名前ではなく診断と力の管理です。ここを飛ばすと、数年後に割れや接着の外れという形で表れます。
この記事では、歯ぎしりがセラミックに何をするのか、治療前に何を確認するのか、ナイトガードはどこまで守ってくれるのかを順番に整理します。

歯ぎしりと一口に言っても、中身はひとつではありません。
夜間に強い力で噛みしめるタイプ、横にすり合わせるタイプ、日中に無意識で食いしばるタイプがあります。前歯にかかる力の向きがそれぞれ違うため、対策も変わります。
とくに前歯に影響が大きいのは、横にすり合わせる動きです。前歯の先端だけが平らにすり減っている方は、この動きが習慣になっている可能性があります。
車のサスペンションを思い浮かべてください。路面の凹凸そのものをなくすことはできませんが、衝撃を逃がす仕組みがあれば車体は壊れません。
歯も同じです。歯ぎしりの癖を完全になくすのは難しくても、力が一点に集中しない噛み合わせをつくることはできます。
セラミックは硬い材料ですが、しなりません。決まった一点に繰り返し力がかかると、ある日突然かけることがあります。
原因と修理の流れについてはラミネートが割れる理由をまとめた記事で詳しく扱っています。
問題はセラミック側だけではありません。噛み合う相手の天然歯がすり減ることもあります。
上下どちらか一方だけを治療した場合に起こりやすい現象です。デザインの段階で上下の関係を見る理由がここにあります。
横方向の力は、接着面をはがす方向に働きます。真下に押される力より、実は接着にとって厳しい力です。
だからこそ接着システムの質が結果を左右します。ブランシュはイボクラール(Ivoclar)の接着システムを使用しています。接着剤の中では最も高い価格帯ですが、生体親和性が高く、変色に強く色の安定性に優れています。
セラミックの等級だけで価格が決まるわけではないのは、この部分にも費用がかかっているためです。
歯ぎしりのある方の場合、通常の審美診断に加えて次の4点を確認します。
| 確認項目 | 何を見るか | 結果によって変わること |
|---|---|---|
| すり減りの位置 | 前歯の先端か、奥歯か、片側だけか | 厚みのデザインと、治療する本数の範囲 |
| 噛み合わせの動き | 顎を横に動かしたとき、どの歯が最初に当たるか | 前歯に力が集中しないための調整量 |
| 顎の筋肉と関節 | 起床時の張り、開口時の音や違和感 | 先に筋肉の緊張を落ち着かせるかどうか |
| 既存の詰め物・被せ物 | 高さが合っているか、割れていないか | 審美治療の前に整えるべき歯の有無 |
この4つを見ずに「歯ぎしりがあるからできません」と結論を出すのは早すぎます。逆に、確認せずに「大丈夫です」と進めるのも同じくらい危険です。
歯ぎしりがある方ほど、削る量は少ないほうが有利です。天然歯の構造が残っているほど、力を受け止める余力が残るためです。
無削除や最小限の削り取りにこだわる理由は審美性だけではありません。長期的な耐久性の問題でもあります。

歯ぎしりのある方には、就寝時のナイトガード(マウスピース)をご案内します。ただし万能ではありません。
守れるのは、就寝中の力です。日中の食いしばりや、装着を忘れた夜は対象外になります。
厚すぎるナイトガードは違和感が強く、結局使われなくなります。使われない装置は守ってくれません。
そのため、厚みと範囲は「毎晩つけられるか」を基準に決めます。ここは患者さんの生活に合わせて調整する部分です。
装着後の経過や寿命の考え方についてはラミネートベニアの寿命をまとめた記事もあわせてご覧ください。
前歯の先端がまっすぐ平らにすり減っていて、本人はまったく自覚がないというケースがよくあります。指摘されて初めて気づかれる方が大半です。
もうひとつ多いのは、以前入れたセラミックが数年で欠けた経験をお持ちの方です。この場合、原因が材料なのか力なのかを分けて確認するところから始めます。
一般的な副作用の全体像についてはラミネートの副作用をまとめた記事で整理しています。

日本からお越しになる場合は、事前に写真をお送りください。歯ぎしりの跡はある程度写真からも読み取れるため、来院前に想定を共有できます。
ブランシュでは日本語ページをご用意しており、料金は日本の方も韓国の方も同一です。渡航者向けの上乗せはありません。
院内に自社技工所(ブランシュラボ)があり、論峴(ノニョン)駅のすぐ近くです。噛み合わせの微調整をその場で行えるため、力の管理が必要な症例ほど院内技工の利点が出ます。
できないわけではありません。すり減りの位置、噛み合わせの動き、顎の筋肉の状態を確認したうえで、厚みと範囲を決めていきます。
歯ぎしりの所見がある方にはご案内しています。就寝中の力を分散させる目的で、装置そのものが歯ぎしりの癖をなくすわけではありません。
力の管理をしない場合は短くなる可能性があります。噛み合わせの調整とナイトガードの併用で差は小さくできます。
本記事は一般的な臨床経過の説明であり、すべての方に同じように当てはまるものではありません。しみる症状、歯ぐきの反応、装置の適応は、噛み合わせや顎関節の状態によって異なります。
歯ぎしりの診断と治療方針の決定には、直接の診察と検査が必要です。自己判断ではなく、歯科医院での確認をおすすめします。
歯ぎしりを理由に治療を断られてきた方を、これまで何人も拝見してきました。実際に診てみると、力の逃げ道をつくれば十分に対応できる方が多かったというのが正直な実感です。
反対に、確認せずに進めた結果、数年で欠けてしまった歯を扱ったこともあります。だからこそ、断ることでも安請け合いすることでもなく、確認することが答えだと考えています。
前歯の先端が平らになってきた、朝起きると顎が張る。そう感じていらっしゃるなら、まずは写真をお送りください。今の状態でどこまでできるかを、正直にお伝えします。
文 · チカワン キム・テヒョン(ブランシュ歯科医院 代表院長 · ソウル大学出身の歯科医師)
ご相談について — ブランシュ歯科はソウル江南、論峴駅と新論峴駅の間にあります。日本語でのご相談はLINE公式アカウントで受け付けており、料金ページもご確認いただけます。